モルディブの非常事態宣言、 観光客には全く問題ありません

先日2月6日に新聞やテレビで「モルディブに非常事態宣言がでた」というニュースを
ご覧になった方がいるかもしれません

・・・が、観光客には全く問題ありませんのでご安心ください。

普通は「非常事態宣言」と言うと軍隊が出動して外出もできないイメージがあるのですが、
モルディブの首都マーレへ確認をしても、市内で仰々しい警備態勢が敷かれているわけでも
なく、みなさん普通の生活を送っています。

モルディブは自国だけで全てを行っていくにはお金がないので他国の力が必要になります。その関係で昔からモルディブ政府はインドとの友好関係を深めて、インドとつながっていました。

ところが2010年頃から中国と結びつこうという政党が出てきて、中国とのパイプを持った政党がモルディブを支配しました。もっともそれは今回ではなく、今から3年前の話です。その時中国寄りの政党は、昔からインド政党の人を収容所に送りました。それが原因で3年前からマーレ市内では、今の中国政党と昔からのインド政党との小競り合いが起きたのです。

その時から観光客に問題が起きないように、マーレへの立ち入りをさせないようにしているので、心配する必要は全くありません。(そんな政権の変化などで、モルディブには中国人の観光客が増えました)

今回の非常事態宣言は、現在収容されている旧勢力の人々を解放させようとする働きでの話で、同時に政府からは「観光客には影響を与えないので心配しないでください」との連絡がきていますので、ご安心ください。

モルディブだけではなく、小さな国は大きな国に寄り添わなければならないという国の事情があります。今後モルディブがどんな世界になっていくのか注目してみてくださいね。

 

マーレの空撮
土地が狭いので益々ビルが高層化して埋立地も増えているマーレ市内

マーレの町の様子

公園で遊ぶ子供たち